金欠リターンライダー

前々記事の続きとなります




七尾城、能登畠山氏の居城の山城で、上杉謙信の軍勢に囲まれながら

２００日も持ち堪えたのですが、家臣の裏切りにより落城したという堅城。




戦国期の山城と言うと、近江浅井氏の小谷城、越後上杉氏の春日山城が有名ですが、

（ちなみに両城とも１００名城に選定されてます）

今回行ってみて感じたのは、この有名な両城に比肩する・・・・・・

いや凌駕してるんじゃないかと思える遺構




能登の片田舎の山城、
大したこと無いと思ってましたが・・・・

















七尾城・・・・・・偉い

・




高岡城を後にして、Ｒ１６０を北上。





















氷見を過ぎて石川県に突入





















もう昼も過ぎているので、いおりの道の駅で何かを食おうとしたら、





















食事処が在った筈の建物が閉鎖されてる

土産物を売ってる別棟の店は営業してましたけど、腹が膨れるような物は無し





昼飯抜きのまま七尾へ向かい、七尾城史資料館へと。





















入口左側の外にスタンプ押印台あり



















１００名城２個目のスタンプゲット



















この資料館、はるか昔に来たことがありますけど、その時は城址まで登らなかったな

最初は入るつもりは無かったのですが、スタンプ押印台の前に、資料館も見てねとの貼り紙

２００円出して入館しました。



















展示物は前と変わり映えしないような。





















オヤジが好きなのは、見ても読めないような書状より、城の想像図。

このような絵の方が判り易くて好きなんですが・・・・・・・・・






今回は入ったすぐのスクリーンで、城の想像復元ＣＧを映写してました。

そのＣＧが・・・・・・・・・・凄かった

山の麓から山頂まで、遺構が確認されたすべての場所に建物を復元。

その建物類も立派な建物として復元されてましたけど・・・・・・・・・・・・




















もし、このとおりだったら日本最大の華麗な山城じゃないですか







でもね・・・・・・・私見ですけど、建物類こんなに立派だったとは思えないんですけど

能登は今でも田舎ですけど、当時は都よりはるか離れた片田舎、

しかも平地が少なく、能登一国で２０万石くらいでしょうか

家臣団は内紛が頻発するような弱小領主が、山上に立派な建物や板塀、土塀に楼門なんて・・・

せいぜい藁葺きの掘立小屋に木柵程度だったような気がしますが

遺構にしても全部同時に使われたのではなく、時代によって移ったんじゃないでしょうか？




ま、これはあくまで私見と言うか、
偏見と言うか・・・・・・









資料館の前の水芭蕉


















眺めて一休みしていたら、外で作業してたオッチャンに話しかけられ暫しお喋り。

本丸からの眺めは駐車場と大して変わらないから別に登らなくてもと。

ただ、石垣は見る値があるとのアドバイスを貰いました。








資料館のすぐ側の交差点から山上へ登る道、最初は２車線でしたけど・・・・・・




















途中からは１．５車線、ところによっては１車線の山道。





















本丸駐車場へ到着、七尾市街まで見えるけど結構木が邪魔



そのまま先に進んで展望台駐車場まで。





















本丸駐車場には５～６台居ましたけど・・・・・・・・此処はボッチ



チョコット歩いて展望台へと。





















２階からの眺め・・・・・・・・・・




















曇ってるのが残念ですけど、七尾市街に七尾湾、そして能登島と、




良い眺め








でも、晴れてたらもっと気持ち良いんだろうな～




















本丸部分も見下ろすことが出来ました。












再び本丸駐車場へ戻ると・・・・・・・・・・バスが１台来てる

先程は人影も無かった駐車場に、バスで来た団体さんがウロウロ







こんなのに先に行かれると大変と、慌てて本丸方面へと。

駐車場から２～３分で本丸下の調度丸に。






















此処から見上げる何段もの石垣、一段一段の高さは３～４ｍくらいで、そんな高いものじゃ無いです。






















それでも、山上に石垣って小谷城や春日山城でも見たことが無い・・・・・・・・多分

かなり昔のことなんで記憶が定かでは無いのですが、両城とも石垣の遺構は無かった筈。





















本丸も、石垣上に位置するかなり広いスペース。






















本丸からの眺望、七尾市街と七尾湾見えますけど・・・・・・・・眺めは展望台からの方が良い

広さは結構広い、小谷城や春日山城でもこれだけ広い平地は無かったような・・・・・






















下から五月蠅い話し声、団体さんが来たようです

裏側のルートから下の段に下りて行きますが、




















土塁や石垣の遺構がしっかり残っている。



















先程の何段もの石垣、




















野面積みの素朴な工法で、高さを稼ぐのが難しかったから何段にもしたのかな？

近世城郭の高石垣と比べたら粗末な物ですけど、戦国期の山城でこれだけの石垣、

他の山城で見た覚えが無いな～





各郭の広さも結構広い、春日山城なんか誰それの屋敷跡って表示されてた所、

屋敷なんか建つんかい？　と思うくらいの狭い平地でしたからね。





これらの郭にＣＧで見たような立派な建物が建ってたら・・・・・・・スゴイ城ですよ



ま、そうは思えないんですけどね









駐車場へ戻ると、２台目のバスと団体さんが






















よくあの山道を登って来たな～

バス同士だと、まずすれ違い出来ませんよ











山から下りて、適当に羽咋方面へ走りますけど、とうとう降り出して来た


















バイクでなくて良かったなと







走ってる道はどうも国道から一本山寄りを走ってる地方道らしい。

田舎道で交通量は少なく、ストレス無く走れるのですが・・・・・コンビニが無い

３時過ぎて腹も減ってるのに




国道と合流してやっとコンビニ





















おにぎりとお茶の遅い昼飯







そして千里浜の道の駅で最後の休憩




















おにぎり２個では足らず、此処でもおにぎり１個をパクッ




















お土産として外で販売していた猫焼きなるものを





















しかし猫焼きって何じゃらほぃ？








のと里山海道で金沢まで



















のと里山海道の終点近くから雨が少しずつ強くなり出して、


















一般道では、バイクだったらめげそうな降りに



今日はバイクでなくて正解でした









家へ着いたのは５時頃、距離はそんなに走って無いんですが、

両城ともけっこうゆっくり見たので時間は掛かりました。






でも、両城とも見直しました、
さすが１００名城















で、お土産の猫焼き




















ホンマに招き猫の姿





















中身はクリームとイチゴ、
生地はクレープのような食感で、
ケーキのような感じで割と美味いと
結構好評でしたわ