金欠リターンライダー

世界遺産（の近くでの）キャンプの朝、明るくて目覚めたのですが


何が何でも二度寝しようと頑張っていたら・・・・・・・・・・・・・



朝の６時に村内放送


やかましい、それに山々にエコーで何を言ってるか判らない放送

昨夜の９時にも放送がありました・・・・・・・・・・・・

世界遺産とは言え、生活感タップリ












しかも陽が当たって暑い、寝れないぞ～

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五箇山の谷、単純に南北に延びているから、朝日は山に阻まれて暫く当たらないと思ってましたが

この辺りは若干東へ向いてるらしい。

当たらなくても良い朝日が燦々と差し込みます。














クソ～、暑くて寝てられないじゃないか、寝坊も最大の贅沢なんですが・・・・・

















夜更けに到着し設営してたカップル、もう撤収して６時半には去って行きました












言葉を交わしたのは、夜トイレに行くのに側を通った時に交わした「今晩は。」と

今朝の洗面に行く時の「お早うございます。」だけ。


♪疾風のように現れて、疾風のように去って行く♪　・・・・・見事でした。








オヤジはノンビリかまし、モーニングコーヒーを淹れ持参のビスケットを少々。

当然それだけで足りる筈は無いですから、これまた持参のインスタントラーメンを。


東日本の人には馴染みの無いイトメンのチャンポンメン・・・・ローカル麺らしいです















で、お湯を沸かしている最中にガス切れ

このバーナー、昔の物ですから、ガス缶に穴を開けて使う方式
















このガス缶、製造中止になってますので、今回取り換えたら残りは

今取り換えた分と後１個が残るだけ





新しいガス缶でラーメンを作りますが・・・・・・・陽が当たってクソ暑いのに、熱いラーメンなんて














とてもじゃないが日向で食うなんて苦行、修行みたいもんです、食ってられません。

日陰へ逃げ込んで食いますけど・・・・・・・・・・・・















それでも大汗かいて食うことになります。

夏キャンでのラーメン、夜ならまだ良いけど陽の当たる時は止めた方が・・・・・でも、貧乏だから



そして当然、汗が引いて落ち着くまでダラダラを決め込むグータラオヤジ






ボチボチと片付けを始めますが、撤収って苦手のオヤジ、全然進みませんわ

皆さんのブログを見てると、サクッと撤収などと簡単に書かれてますけど、

オヤジの撤収はブログ１話くらい書けそうなほどモタモタしてます・・・・・












ここまでなるのに色々ドラマ（普通はドジと言う）があったんですよ。














キャンプ場を出たのは９時半過ぎ、再び世界遺産の中を通り















駐車場の横の店で・・・・・・・・・・








世界遺産とソフトクリーム















通算　６２個目　　　　　　☆☆☆　　　　ごく普通でしたけど、暑かったから美味い









相倉を出たのは１０時チョット前、ここでも登坂車線のお世話になり４０㎞での走行

オッチャンの軽トラにも抜かれてしまいます。















ツーリングなんですから何処かへ寄り道をと思うんですが・・・・・・・・・・ケツが痛い

そして足許にクーラーバッグとリュックを置いてますので、足の１／３ほどしか

ステップに載せれない。その所為なのか太腿の内側の筋が張ってキツイんですよ。

とても時間をかけての寄り道なんて出来ません。

素直に来た道で帰るつもりだったのですが、たいらスキー場の看板とともに細尾峠の表示が。







細尾峠ってトンネルが出来るまでの国道、昔は名金線という名古屋駅から金沢駅までの

一般道を走るバス路線としては最長距離の路線バスが通ってた所です。

所要時間は１０時間くらい、名鉄バスと国鉄バスが運行してたはずです。

昔、オヤジの実家の側のバス停にも停車してましたから、名古屋駅行きの時刻表

書いてあったのを覚えてます。

生前、この路線の沿線に桜を植え続けた佐藤さんも、

この路線のバスの車掌さんだったはずです。






オヤジは社会人になってから車で越えた記憶があり、その時バスと対向して

すれ違える所までバックした思い出があります、何せ狭い道でした。







寄り道とは言えぬほどの寄り道ですけど、この旧道を走ってみることにしました。

走って行っても人家は無し、バイクがトラブッたらどうしよう













新道と比べたら狭い、狭い、よくこんな道をバスが走ってたなと今更ながら感心。

峠のトンネルまでに出逢ったのは、老夫婦が乗る軽トラ１台と、イタチ？テン？、

茶色より黄色に近い体色の動物一匹だけ。

峠のトンネル、昔もバスがギリギリで通れる狭さだったのに、コンクリートで補修されて

普通車がギリギリで通れる狭さにまでなっている、もうバスは通ること出来ません。















トンネルを抜けた所には毀れ果てた建物が、峠の茶屋だったのでしょうか。

道路は殆ど手入れされて無いようです、落石の跡がいたる所に見受けられます。















最近崩れたのか、土砂崩れもそのまま放置














道の際は確か人喰谷（ひとくらいだに）と言ったと思いますが
















今は殆ど通る者が居ない道、昔は通る人が咽喉を潤したであろう湧水













冷たくて美味しかったですよ。








バスが通っていたと言っても、まさに酷道と言うにふさわしい道路。

冬になれば通行不能となってしまい、バスも運休せざるを得ない過酷な自然、

でも色々な人達の人生が行き交ったんでしょうね。

夢を抱いて町へ出て行く若者達、夢破れて故郷へ帰る人達、そして多くの人達を運んだバス、

旧道、廃道には沢山の人達の思いが残ってますよ。

こんな経験が出来たのもゼロハンなりゃこそ、ハチで来ようとは思いませんから。







新道へ合流して山を下りたら・・・・・・・・・・・・・一気に気温上昇


峠、そんなに標高がある訳じゃないんですけと、やはり涼しかったんですね。
















暑さの中、尻の痛みに耐え自宅に帰り着いたのは１２時過ぎ、やはり２時間チョット。

家では鬼さん、自分の分と息子の分のオムライスを作ってましたが、

息子が外出して居なかったもので、オムライスはオヤジの腹に納まってしまいました。


昼飯代節約、節約





今回のキャンプ経費
キャンプ場代　　　５００円
入浴料　　　　　　 ５００円
ソフトクリーム　　　３００円
ガソリン代　　　　　全行程約１５２㎞　　
満タンで往復したので不明
合計　　　　　　　１，３００円
貧乏人の金欠キャンプでした！





しかし・・・・・・・尻が痛い