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2010年01月30日

リターンライダーへの道 その1

これから暫くは、過去に遡りますので映像は有りません。悪しからず。

リターンライダーということは、過去に乗っていたことがあるということです。
中学生の頃に、家の近所で親父のスーパーカブを乗り回したことがバイクとの最初のつきあいでした。高校1年生16歳になつて、すぐ試験場へ免許を取りに行き、2回めで合格。めでたく自動二輪の免許を取得したのが40年前のこと。その頃は、限定だ、大型だ等の区分も無いおおらかな時代で、125ccのバイクで検定合格すれば、排気量無制限OKの良き時代でした。ニコニコ

高校、大学、社会人3年目まで、スーパーカブ、CL90、ダックスなどを乗り継ぎ、最後はヤマハのTX650に乗っていました。バーチカルツインで、いい排気音を響かせていたのですが、車と両方を維持することができず手放してしまい、それ以来バイクとは縁の無い生活でした。


50歳になって、その年の人事異動で、上位の職階への昇任がありませんでした。わが社には、昇任する時には、前の職階に何年以上在職という条件があるのです。ということは、あの職階まで達するには最低何年必要かわかります。定年までの10年間では達することができないのです。
落ち込みました。なぜなら、自分のやりたかったことは、あの職階ではないと権限が無いのです。若いときから考えていた、会社内部の不合理な部分に大ナタをふるうには。


まあ、自業自得と言えない事も無いのですが。若いときから、正論をはき、上司に面と向かって反対したり、上司の意見を覆し、顔をつぶしたこともありました。上司とすれば、扱いにくい部下であり、他の部署へ放り出したくなるでしょうね。昇任には当然上司の推薦が必要ですが、推薦したいとも思わなかったでしょうね。しかし、自分のしてきた仕事には自信が有りました。他人よりもこなしてきたという思いも有りました。
でも仕事へのテンションが無くなりました。惰性で仕事をしてました。


突然、話が変わりますが、皆さん昔のトヨタのCMのキャッチコピーで「いつかはクラウン」と言うのを覚えていますか?僕はこのコピーは名作だと思ってます。夢と希望を持って働き、何時かは手に入れるんだと言う前向きな姿勢が好きです。昔の高度成長時代は、多くの人々がこのように「いつかはTV」、「いつかはマイカー」、「いつかはマイホーム」と夢見て働いてきたおかげで、経済大国へと成長できたのだと。
それが今はどうでしょうか?働き続けても給料は上がるどころか、賃金カットにより手取額は下がる一方。それどころか、年齢が上がればリストラの対象となり、退職、出向という仕打ちが。これでは夢も希望も持ちようが無いです。国内の経済活動が停滞するわけです。テレビ車おうち


幸いにも、わが社はリストラの嵐は吹き荒れませんでしたけど、「いつかは・・・・」の夢と希望を無くした仕事を続けるのはつらかったです。また、その頃同期入社した者の死、そして出世街道に乗っていたわが社の後輩(小中学校の同級生の弟)の死がありました。いずれも病死でしたけど、「死」というものが現実的に感じるようになってしまいました。自分が死んだらどうなるのか?自分史を考えてみました。でも書けたのは

産まれた
生きた
そして、死んだ・・・

三行だけでした。自分の人生には、ドラマや映画になるような劇的な場面は有りませんでした。平々凡々なつまらない人生だったようです。考えれば考えるほど落ち込み、軽い鬱病状態でした。女房も異常に感じたのか、何か趣味を持ったらとか言ってくれます。でも、なお落ち込みます。ガーン


2~3年悶々としましたが、50半ばに達しようとする頃に、ようやく前向きに考えれるようになりました。会社が自分のことを評価しないのなら、こちらも会社第一に考えなくても良いじゃないか。自分が第一、家族が第二、会社はその後で良いんだと。単に給料を貰う場所と考えれば、なにも深刻になる必要は無いじゃないかと。気が楽になりました。何か自分のしたいことをやりたくなりました。

自分史の二行目に「楽しく」か「好きなように」を付けたくなりました。

2008年10月に、本屋で登山の本を見つけました。登りたくなりました。一ヶ月に3回山に登りました。達成感があり、気分も高揚して嵌りそうです。無人小屋を利用すると計画が広がり、行動範囲も延ばせそうなので、もうすぐ冬になろうという時に、シュラフとマットも買ってしまいました。テントも欲しくなったのですけど、山用のテントは高かったので、来年にということで冬を迎えてしまったのです。


2009年5月のうららかなある日。北陸の山々はまだ雪の中。登山シーズンには、まだ一月ほどたたないと駄目なため、本日は女房の希望で、飛騨地方の日帰り温泉施設へのドライブ。せせらぎ街道を走っていると、後方より一台の大型バイクが接近。バックミラーで見ていると、カーブの連続している道であったが、気持良さそうに倒して、一気に接近してきている。若いときには、こちらも無理して負けずに走ったものだけど、年食ったらそんなことも無く、抜きやすそうな直線で、左に寄って速度を少し落とすと、滑らかに追い越していった。そして追い越すときに、こちらの心遣いへのお礼か、軽く左手を上げて挨拶しながら。へー、カッコいい、気持良さそう!
俺も昔乗っていたんだな~ 乗りたいな・・・乗りたいな・・・
免許はあるじゃないか・・・乗ろうと思えば乗れるじゃないか!

あの日、私を追い越したライダーの方、フルフェイスでスモークシールドだったため年齢不詳、車種不明だけど、あなた、あなたですよ。オッサンの心に火をつけたのは。

[疲れましたZZZ… 次に続く]


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Posted by アラカン at 02:11│Comments(2)雑記
この記事へのコメント
んーーー過去記事にコメントすいません(^^!
あぁーーまったくオイラと同じパターンなんで、何処も同じだなぁーーとか
思って拝見しておりました!

いやぁー仕事に関しての価値観もぉーー
全く同じ事が僕の中でも起きましてぇーーーーww
オイラ最終は前社の社長に金が不満かと言われて
切れて辞めましたぁーーー。

勿論、↑のようにオイラも正論を吐くタイプでして
勿論上司が血縁で仕事のセンスが無く、足引っ張ってあげましたが(爆っ
バブル時期は、その上司が持て囃されていましたが
今となっては、噂によるとバブルの申し子ですねぇー(~~!

要するに先見性が無い。仕事が出来ない。センスが無い。血縁だけ&あの時代は誰でも良かった状態でしたし。。
今正に会社の為に仕事できる人材を上にしないと駄目なんですが
未だ日本経営陣は馬鹿が多いのか経済が良くなりません!

話長くなって申し訳ないですが、僕がバイク乗り出したのも
義父の死・愛犬の死・友達の死がこの数年間多々で有りまして
やっぱり、何時逝っても後悔の無い人生を送るためにと
思い出してからなんです。
一時期は略、鬱状態近くまで入っていました。
勿論、家で引き篭もりぃーーww

本当に人の死を見つめて初めて、前向きに考えれるようになりました。
一度きりの人生、風雪有れど頑張って生きる事の意味を
噛締めたい物です。
Posted by I LIKE CAMPI LIKE CAMP at 2010年05月06日 14:41
I LIKE CAMPさん、今晩は。

いや~~似たような境遇と心境で。

「いつかは・・・」という夢が無くなると、人生への頑張りが無くなってしまいます。

そこに身近に「死」を感じた時には、落ち込みましたね。

そこで「死」を選ぶか、別の道を選択するかが分かれ目ですよね。

自分は、楽しく生きる選択をしました。やりたいことをする人生を。

社会、家族と生きている以上、周りに迷惑をかけるまでの好き勝手は

出来ませんが、可能な限りの楽しい人生にしたいと思います。
Posted by アラカン at 2010年05月06日 21:55
 
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