金欠リターンライダー

１５日（木）、６日目の朝です。



本日はタイヤ交換のため、旭川のディーラーまで行くというハラハラドキドキツーリング、

略してハラドキツーです。




片道３００㎞チョイ、その道程をカーカスの露出したタイヤで辿り着けるのでしょうか？

途中でハースト、立ち往生・・・・・考えたら寒気がします。












ルートは、ナメさんのナビによると、美幌峠を越えて北見へ、そして石北峠を越え

層雲峡.を通り旭川が最短経路のようです。




行きま～す！

・







朝、５時過ぎに起床、釧路で買ったパンとコーヒーで朝食を。

残ったパン１個は非常食として携行することに。




本日、タイヤの負担を軽減するために、トップケースも外し、タンクバッグのみ。










つまり、荷物はこのまま、別海での３連泊決定です。

しかし、片道６時間超え、本日中に帰ってこれるのでしょうか、不安です。






ナメさんは、明日苫小牧から離道するので、本日は十勝か日高辺りまで移動しておく

必要がありますので、これでお別れです。

本当にお世話になりました、有り難うございました。





ナメさんに、管理人のオバチャンに連泊することを伝えてくれるようお願いして

午前６時、キャンプ場を出発します。









顔が引きつってます（爆）







弟子屈へ向けて、パイロット国道を７０㎞位でチンタラ、オバサンの軽四にも抜かれます。











天気は薄曇、このまま日が差さない方が、路面温度が上がらず、タイヤへの負担が少ないのですが。

何なら雨が降ってくれても・・・・・・・・・今日なら許す！








弟子屈から屈斜路湖畔を通り、美幌峠へ到着したのが７時半。

トイレ休憩をしますが、峠はガスの中、何も見えません。












峠を下り、美幌の町へ向かう道は白樺並木の雰囲気ある道、ハラドキツーでなければ

もっと楽しめるのですが、何時バーストするかと思うと・・・・・・・












美幌でＲ３９に合流し、端野、北見と通過します。この間はさすがに大きな街だけあって、

信号が多くて時間ばかりが過ぎてしまいます。一つ成果があったのは、回転寿司のトリトンの

場所が確認出来たこと、帰りに寄って食おうかな？




北見を過ぎる頃から天気が良くなり、日差しも強く、暑くなり始めました。

今日は暑くならないで欲しいという願いは・・・・・・打ち砕かれました











北見の市街から石北峠までの間、結構長かったですね、延々と続く国道は単調で眠くなります。




石北峠へ近づいてくると、道路脇に樹林が迫ってきて、好きな雰囲気の道路に。











峠へ登りだすと、広がる自然が気持ちいい



















峠の駐車場に停めて、展望台までテクテクと。











ハラドキツーであることを暫し忘れて











石北峠、結構気に入りました、本来なら通るはずの無かった所ですが、少し得をした気分。








時間は１０時ですから、もうディーラーも開店しているだろうと電話を。

繋がりました、リヤタイヤ交換のため向かっていると言うと、

「少々お待ちください、在庫を調べますので」・・・・・



在庫？　そんなこと少しも考えてませんでした、行けば有るものと思ってました。

もし無かったら・・・札幌まで行かなければ？

札幌まで行ったら、本日中に別海まで帰れるの？

待たされている間に頭の中でグルグルと



「お待たせいたしました、１本在庫がございますので交換出来ます・・・・」

神様、仏様のお言葉のように、ありがたいお言葉が・・・・ホッ！
しかし、１本だけとは、危ない、危ない。





安心したら腹が減って、非常食のパンを。













さあ、あと２時間ほど、リキを入れなおして峠を下り












層雲峡の風景を眺め













旭川紋別自動車道に乗って旭川へ。自動車道に乗っても７０㎞ですから、後続車が来ると

路肩に寄って抜かせます。疲れますな～！





途中のＰＡで状態を確認すると、かなり傷口大きくなってます。










う～、おっかねぇ～！





旭川に到着しても、場所がうろ覚えだったので場所が判らず、電話で聞きながら

１２時１５分にようやくディーラーへ到着。６時間ちょっとのハラドキツーでした。






旭川のディーラー、バックパッカーズさんです。











早速作業場へ運び込まれてタイヤ交換を。











最初のカーカスの露出部分がハッキリと見えますし、もう１ヵ所露出してる箇所が増えてました。



メカニックさんも、よくもったね、バースト寸前だと。

ギリギリの到着でした。

キャンプ道具満載の状態では無理だったでしょう。







暫く時間がかかるので、隣のラーメン山岡家でラーメンを。











好みは人それぞれですから何とも言えませんが、自分の好みじゃないですね。

向かいのうどん屋の方が良かったかな？







そして、ディーラーの人に気象情報を聞いたりして時間を潰しました。


気象情報では、本日の午後より天気は下り坂、全道的に雨模様とのこと。

しかも明日は朝から全道で雨、一日中降り続くようなことを言ってます



これまでは、雨が降っても夜中だけ、日中は晴れていたのですが、

どうやらその幸運も終わりのようです。




降り出す前に走り出して、雨に遭わずに帰りたいのですが、結構時間がかかってます。

窓に少し雨が当りだしました、暫くするとやみましたが、また降ってきそうな空模様。





ようやく交換完了です。













ニュータイヤ、気分は良いのですが、皮むきしていないタイヤで雨の中走るのは嫌ですから

早々にディーラーさんから出発します。




帰り道についてもディーラーさんから情報を聞きました。

Ｒ３９は警察の取締りが厳しく、ネズミ捕りもちょくちょくしていてスピードが出せない。

それよりも、距離は少し多くなるかも知れないが、無料の旭川紋別自動車道で終点の

丸瀬布まで行って遠軽経由で北見へ抜ける方が早いと。

そのルートで帰ることにしました。





午後２時に出発です、帰り着くのは８時頃でしょうか。





ディーラーさんを出発してほどなく雨がぽつぽつと、雨具を着るほどでもないのですが、

路面がだんだん濡れてきます。雲の流れから、もう暫く北上すると雨から抜けれそうなので

先を急ぎます。１５分ほど走ると雨はあがりました。





自動車道途中の道の駅「しらたき」で電話をしようとしたのですが圏外。














自動車道を出てからの道の駅「まるせっぷ」でようやく繋がりました。




電話の先は富良野の道楽館、明日一日雨なら避難すべく予約を。

雨予報ですからオーナーさんも分かっていて、早めに到着しても良いよと言ってくれました。




予約完了したら安心です。












通算１６個目　　☆☆☆








そこからＲ３３３を一路北見へ。




調子に乗ってかなり飛ばしましたが、何処の町だったか定かではないのですが、

町中で、前にホクレンのタンクローリーと軽自動車が。二車線でしたが、内地なら

四車線分ほどの広い道、追い越そうかとシフトダウンしたのですが、

無理をすることも無かろうと後ろから付いて行くと、前でネズミ捕りが

追い越していたら、まずは一発免停、下手をしたら免許取消になるところでした。

冷や汗がドッと





美幌の町を通過したのが５時過ぎ、峠道でサイドの皮むきをと思っていたのに

今は雨が降ってないのに、路面が濡れてます。コーナーの怖いこと。






美幌峠へ到着すると、夕暮れの中、屈斜路湖が見えました。視界はスッキリしてませんが、

一応、中島まで見えます。





















峠を下り、湖畔を通過した辺りからポツポツと雨が、弟子屈辺りではちょっと強くなってきました。

雨具を着ずに、雨雲と別海まで競争です。虹別辺りで雨はやみましたが、後ろから雨雲が

追いかけてくるでしょう。そして夜には絶対降り出すでしょうから、途中のセイコマで

ビニール傘を買い込みました。













別海のキャンプ場に帰り着いたのは７時頃、１３時間に及ぶハラドキツーでした。






３日連続の温泉へ浸かって一日の疲れを癒し、テントへ帰る頃には雨が降り出しました。

軽くビールを１本だけ飲み、御飯を炊いて、レトルトカレーの夕食を。













さすが、本日は疲れました、スピードは出せない、何時バーストするかもしれない緊張、

お馬鹿なハラドキツーでした。






でも考えてみるとラッキーな１日だったのかも知れません。

たむりんさんの忠告のおかげでタイヤに注意していたことで、気付くことが出来たこと。

気付かずにそのまま荷物を載せて走っていたら、間違いなくバーストしていたでしょう。

そうなれば転倒、あるいは事故になり、大怪我、悪くすれば死亡ということに。

そして、通る予定のなかった美幌峠、石北峠の景色を楽しめたこと。

今後の北海道ツーのために、旭川のディーラーの場所を確認出来たこと（笑）

ネズミ捕りに捕まらなかったこと（爆）








本日のラッキーに感謝し、明日の雨撤収、雨中移動に備えるため

早めの就寝です、オヤスミナサイ




本日の走行距離　　６１３．７㎞